新潟県の成立まで

1871年12月31日(明治4年旧暦11月20日):
府県統合により以下の3県を設置。
新潟県:下越2郡(蒲原郡・岩船郡)- 村上県、三日市県、
     黒川県、新発田県、村松県、峰岡県、新潟県を統合
柏崎県:上・中越5郡(頸城郡・刈羽郡・魚沼郡・三島郡・
        古志郡)- 与板県、椎谷県、高田県、清崎県、
        柏崎県を統合
相川県:佐渡県を改称

1873年(明治6年)6月10日:柏崎県を廃止、新潟県に合併。

1876年(明治9年)4月18日:相川県を廃止、新潟県に合併。

1886年(明治19年)5月25日:
    福島県から東蒲原郡を新潟県へ移管。


 現在の新潟県の姿となる。
新潟県の日本一
(米)
 新潟県の主要な産業は農業であり、米の産出額は平成17年で1903億円と全国1位を誇り、特に魚沼地方で栽培されるコシヒカリは「魚沼産」ブランドとなっている。米に関連して、米菓の出荷額1283億円(平成16年)が全国1位、切り餅・包装餅の出荷額290億円(平成16年)も全国1位。日本酒の出荷額は548億円(平成16年)と全国3位である。
<秘話>コシヒカリと福井県

 コシヒカリは昭和31年、福井県農試で誕生した米である。昭和23年、福井県農業試験場(当時農事試験場)は発足したばかりで、育種材料が乏しく、当時の所長が親交のあった、新潟農業試験場(当時、農事試験場)の所長から、新潟で交配された材料を譲り受けた。当時は開発合戦の最中であり、当時の農林水産省幹部の発言は
   「新潟で捨てるようなものがあったら、福井にやってくれ」
と言うもの。これがコシヒカリの先祖「越南17号」。昭和28年に新潟はじめいくつかの県で適応性試験が行われる。しかし、倒伏といもち病に弱い点で、評判は今一つ。育成した当の福井県においても、奨励品種にならないほどであった。しかし、長岡農業試験場の杉谷文之技師が「越南17号の欠点は、栽培工夫によって克服される」と言う英断と、青年農業家の小林正利などにより、栽培工夫がなされ、昭和31年、 農林100号として、農林ナンバー登録される。福井県で育成されたが、実際に試験場で試験し広めてくれたのは新潟県である事から、感謝の意をこめ、新潟農業試験場に命名をお願いし、
 <越前と越後の共通の越から「越の国に光輝く」こめ>
であってほしいと言う願いを込め「コシヒカリ」と命名された


(チューリップ)
 チューリップの栽培が盛んであり、切り花の出荷量は2220万本(平成17年)で全国1位である。
*球根の出荷は2520万球(平成17年)で全国2位。

(エネルギー)
  日本で数少ない原油の生産地でもあり、石油の生産量は47万5594キロリットル(平成17年)klと全国1位。
 関連して石油ストーブ、石油ファンヒーターといった石油燃焼器具の企業が大きく、388億円(平成16年)で全国1位。
 世界最大の発電量を誇る柏崎刈羽原子力発電所をはじめ、阿賀野川流域に大規模水力発電所が立地しており、さらに現在東北電力、中部電力が共同で操業する上越火力発電所(仮称)を建設中である。

(繊維産業)
  ニットの生産高が日本一であり、男子用セーター55億円(平成16年)、女子用セーター247億円(平成16年)である。

(金属加工業)
 金属製品の生産で国内シェアの9割を持ち、機械部品では、非鉄金属材料の加工に強みをもつ企業が多い。金属用食器の出荷額が111億円(平成16年)と全国1位であることや、はさみや包丁、スパナなどの金属工具も大阪府に次ぐ2位である。
<秘話>新潟ラーメンと金属加工
ラーメンブームのなか、ラーメン大国として新潟4大ラーメン(新潟島あっさり、燕三条背脂、長岡生姜、新潟濃厚味噌)が注目されている。なかでも燕市を発祥として、三条市などに見られる大量の豚の背脂を入れるラーメンは金属加工業労働者との関係が深い。
 このラーメンは、具に玉葱のみじん切り、麺は極太麺、煮干しを主とした鯖節、鰹節等の魚介スープに、背脂をチャッチャとかけ、脂のふたする。これは脂のふたにより、いつまでも熱い麺スープが楽しめるようにした労働者への出前が起源となっている。

 以上のように、文化的、産業的にも多面的なわが新潟県。これまで、新潟県はあいまいなまま以下のような地方の分類をされてきました

東北地方(東北7県)として

 国土形成計画法、東北電力、民間テレビ放送局ネットワーク、地方知事会
*準じた法律 旧東北3法(北海道東北開発公庫法1956年〜1999年、東北開発株式会社法1957年〜1986年、東北開発促進法1957年〜2005年)、地方行政連絡会議法(1965年〜)

北陸地方として
 
農林水産省地方農政局、国土交通省地方整備局、気象庁、社会科教科書

信越地方として
 
総務省総合通信局

北信越地方として
 
衆議院選挙、国土交通省北陸信越運輸局

関東甲信越地方として
 
厚生労働省地方厚生局、財務省国税局

関東地方(行政担当区割り)として
 
高等裁判所、高等検察庁、総務省管区行政評価局、法務省入国管理局・(公安調査局)、法務省矯正管区・法務局・(地方更生保護委員会)、経済産業省地方経済産業局、財務省地方財務局、警察庁管区警察局


 
ゆえに、権限や財源などの移譲を伴う道州制において新潟県は、他の都道府県に比べ、複雑な環境(特異県)をもつことが分かります。


   


社団法人日本青年会議所 北陸信越地区 新潟ブロック協議会  2007年度 アドバンス新潟創造委員会